【書評】好きな人とだけ繋がる!『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』を読んで
どうも、本が大好き内向的なべちまる(@bechimaru)です!
この本を見つけた時、内向的な人のための人脈術なんてものがあるのか!と思って衝撃を受けました。
イベントや飲み会、名刺交換会行くたびにどうやったら話がうまく出来るだろう?話題を広げられるだろう?と考えてきたので、これは面白そうと手に取りました。
時代の変化によってピンポイントで好きな人と繋がりやすくなった
今の時代、ネットにつながっているスマートフォンがあれば多くのことができます。外向的な人も、内向的な人も、人付き合いが得意な人も苦手な人も、人脈を築く手段は、これまでと比べて限りなく「平等」になりました。
(『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』本文より)
インターネットが普及し、SNSが発展した現代、個人が持つ力は大きくなってきています。
有名人でもない私たちのような個人がブログやツイッターなどで発信することはもはや当たり前になってきているということです。
個人の持つ力が大きくなるにつれ、行動力も活発になっていきます。
そのため、本業とは別に、一人でいくつもの仕事を持つ個人が増えてきた。とも書かれています。
竹下さんは、個人の力が大きくなるにつれて、行動力も活発になり、一人と向き合ったとしてもいくつかの職業を持っていたら、3、4人と付き合っているのと同じ。と言います。
私の周りでも、本業の他にも色々と副業を挑戦している人が多いので納得だなぁと思いました。
加えて、家庭での過ごし方も大切になっていきます。
バリバリ働いているだけのビジネスパーソンはもはや尊敬されない時代です。
少子化や女性の働き方が社会全体の課題となっているときに、生活をないがしろにする人は、どこか社会的責任を放棄しているとさえ思ってしまいます。
外向的で開かれた人脈を一時的にシャットアウトして、内向的な自分と向き合い、家庭の中でゆったりとした時間や家族を含めた生活を大事にする。
そんなビジネスパーソンこそ、新しい社会では求められるのではないでしょうか。(『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』本文より)
仕事と家庭の両立が大切になってくる時代に突入したと感じました。
生活を大切にしたいと感じる人は私を含めて、多くなってきているのではないでしょうか?
このような時代の変化で、ピンポイントで好きな人と関係を築くにはふさわしい時代となったのです。
心の声と向き合って好きな人との関係を築く
時代の変化とともに、好きな人と関係を築き、一緒に仕事をするということが簡単になってきました。
その好きな人を見つけるには、内向的であること。
日頃から自分の小さな感情の一つ一つに向き合う訓練をしていると「好き」に敏感になれます。
(『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』本文より)
自分の感情のプロフェッショナルになるために、日頃から少しの時間でも自分の感情と向き合い、どういったときに嬉しいと思ったか、悲しいと思ったか、など、すべてにおいてなぜそう思ったかを考え抜くと竹下さんは言います。
内向的な人は、自分と向き合うのが得意な人です。
自分と向き合うことが好きな人と繋がるきっかけになるなんて思ってもいませんでした…!
スタンフォード流の人脈術・紙とペンを使って引きつける
著者が、スタンフォード大学に留学したときに学んだ7つの人脈術も紹介されています。
その中でも印象的だったのは、「紙とペンを使って引きつける」
紙とペンを使って、考えや図を書く。
もしくは、ハサミで切ったりして形に残すことで相手の印象に残るというものでした。
そうすることで必ず相手の印象に残ります。たとえ話がうまくいかなくても、すてきな会話になります。そうやって「形」にしたものを、「これ持って帰ってもいいですか」といって大事そうにカバンにしまってくれる人もいます。モノを使って引きつける、こともピンポイント人脈づくりのコツの一つです。
(『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』本文より)
これなら、難しくないし、喋ることが苦手でも話しやすくなるいいきっかけになると思いました。
私は一人では生きていけない。いろいろな人と〝勝手〟に繋がってしまう。
この本を読んで一番心に残った文章でした。
個人の力が大きくなったからといって、人との関わりをなくして孤独に生きていくことはできないんだなあと感じました。
だからこそ、内向的なことをマイナスに捉えないで、人との繋がりを大切にしていきたいと思います。
昔とは違い、好きな人と繋がりそれが仕事になる時代になった。
本当に恵まれた時代だと私は思う。
もっと、好きな人を見つけるために積極的に動こうと思えた本でした。
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